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卒業生の声

日本テーラー技術学院で学んだ、現在活躍中の卒業生についてご紹介いたします。

 

前沢祐子さん
(2013年度卒)

リュンヌ(L’UNE)ディレクター。前沢祐子さんは、アパレル企業にデザイナーとして勤務後、1990年初めからパリで立体裁断を学びました。2000年に帰国し、ウィメンズウエアのフリーランスデザイナーとして活動しました。2013年にメンズスーツのルーツを学ぶため「日本テーラー技術学院」通年コース(1年間で採寸からジャケット縫製までを網羅する総合コース。現在の4コース全てに相当)に入学。授業の印象を「美しい洋服をつくるために、生地と生地の間に施す処理や、意図的な糸の緩みなど、全ての行程にハッとさせられました。中でも裁断士の先生が生地にフリーハンドで線を描く様子に、強く感動しました」在学中は宿題とノートの編集に週12時間ほど学習時間を作っていたそうです。卒業後は「私のデザインした洋服を形にするパタンナーと細かい要望や打ち合わせができるようになりました。『裄綿(ゆきわた)位置まで指示するのは前沢さんだけですよ』と言われるほど。スーツ作りの原点に触れたことで、技術だけでなく、デザインを製品化する上で大きな影響を及ぼしました」と話します。2015年、ハンサムに生きる大人の女性に向けたブランド「リュンヌ(L’UNE)」を立ち上げ、現在ディレクター兼デザイナーとして活躍中です。

※写真は「リュンヌ(L'UNE)」2021年秋冬コレクションの一部

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渡邊裕子さん
(2014年度卒)

渡邊裕子さんは、文化学園大学のデザイン学研究室で准教授として教鞭を執っています。洋服の源流であるテーラリングを学び、生産現場への知見を深めるために2014年度「日本テーラー技術学院」通年コース(採寸からジャケット縫製までを網羅する総合コース。現在の4コース全てに相当)に入学しました。授業は「毎週、机を並べる受講生と切磋琢磨し、アトリエには緊張感が走っていました。そこでは単に技術の習得だけでなく、指導の合間の技術者との会話で、限られた納期の中で最高の仕事を目指すというこだわりや価値観に触れ、モノ作りに対する姿勢を学びました」といいます。また、「服飾の分野の違いによる洋服の扱いや、常識の違いに触れたことで、洋服への多角的な見識が身に付きました。卒業後は洋服作りの現場を知り、学生へ授業を行う際、説得力をもって指導が出来るようになりました」と話します。現在は日本のファッションデザインの可能性について研究しています。1980年代のDCブランドブームから日本各地の繊維産地など、研究対象は多岐に渡ります。